シラチャから「気軽に」行ける世界遺産は多数ありますが、ぜひ行くべき世界遺産は、何といっても『アンコールワット』でしょう。あの壮大な遺跡は一度は見るべきものかと思います。
アンコールワットの拠点となっている街はカンボジアの『シェムリアップ(Siem Reap)』です。シェムリアップはアンコールワットの拠点というだけでなく、かつてバックパッカーの聖地と言われた頃のバンコクのカオサンロードのような雑多な魅力があり、仮にアンコールワット抜きでも楽しめます。
さて、今回のブログでは『カンボジアのシェムリアップ(Siem Reap)』について考察していこうと思います。
シェムリアップの概要と歴史
シェムリアップ(Siem Reap)は、カンボジア北西部に位置する都市で、世界的に有名なアンコール遺跡群への玄関口として知られています。シェムリアップの名前は、「シャム(現在のタイ)を打ち破る」という意味を持ち、歴史的にもタイとの関わりが深い場所です。
シェムリアップは、9世紀から15世紀にかけて栄えたクメール帝国の中心地であり、アンコール・ワットをはじめとする数多くの寺院や遺跡が点在しています。これらの遺跡は、1992年にユネスコの世界遺産に登録され、毎年多くの観光客が訪れるカンボジア最大の観光地となっています。
シラチャからシェムリアップへのアクセス
シラチャからシェムリアップへのアクセスは、一旦バンコクへ行くことで比較的簡単です、以下の方法があります:
- 飛行機:
- バス:
- バンコクからシェムリアップへの長距離バスが運行されています。所要時間は約8〜10時間で、バンコクのエカマイバスターミナルやモーチットバスターミナルから出発します。国境越えが含まれるため、バス会社が手続きをサポートしてくれる場合もあります(シラチャからカンボジアとの国境の街・アランヤプラテートまで行くロットゥーがありますが国境越えの手続きなどは自身で行う必要があります)。
- 陸路(車・ミニバン):
シェムリアップの人気の理由
シェムリアップが世界中の観光客に人気の理由は、その壮大なアンコール遺跡群にあります。アンコール・ワットは世界最大の宗教建築であり、クメール帝国の栄華を象徴する遺産です。その他にも、バイヨン寺院やタ・プローム寺院など、歴史的価値の高い遺跡が多数存在します。
また、シェムリアップはカンボジアの文化を体験できる場所でもあり、アプサラダンスの伝統舞踊や、地元の市場、カフェ、レストランでのカンボジア料理を楽しむことができます。パブストリートと言う通りは昔のカオサンロードのような雰囲気を楽しめ、さらに、近年は高級リゾートやスパも増えており、リラックスした時間を過ごすことも可能です。
シェムリアップ初心者向けの観光スポット
シェムリアップを初めて訪れる方におすすめの観光スポットは以下の通りです:
- アンコール・ワット(Angkor Wat):
- バイヨン寺院(Bayon Temple):
- アンコール・トム内に位置し、54の塔に刻まれた巨大な笑顔の石像が有名です。
- タ・プローム寺院(Ta Prohm):
- 自然と一体化した遺跡で、樹木が遺跡を飲み込むように覆い尽くしています。「トゥームレイダー」の撮影場所としても知られています。
- トンレサップ湖(Tonle Sap Lake):
- カンボジア最大の湖で、浮き村や水上生活を体験できます。クルーズツアーが人気です。
- シェムリアップナイトマーケット:
- カンボジアの工芸品やアクセサリーが販売されている夜市で、地元の食文化を体験できます。
シェムリアップを日本人へお勧めする理由
シェムリアップは、日本人旅行者にとっても非常に魅力的なデスティネーションです。その理由は以下の通りです:
- 世界遺産の魅力: アンコール遺跡群は、歴史と文化に興味がある人にとって必見の場所です。その壮大な建築と歴史的背景は、日本では味わえない特別な体験を提供します。
- アクセスの良さ: バンコクから直行便があり、アクセスが非常に便利です。短期間でも十分に訪れる価値があります。
- 文化と食の体験: アンコール遺跡群だけでなく、カンボジアの伝統舞踊や料理を楽しむことができ、異文化体験を存分に味わえます。
- リラックスできるリゾート: シェムリアップには、リゾートホテルやスパも多く、観光とリラクゼーションを両立させることができます。
シェムリアップは、カンボジアの歴史と文化を深く理解できる素晴らしい旅行先です。世界遺産のアンコール遺跡群を訪れることで、タイとはまた異なる東南アジアの魅力を発見できるでしょう。タイ旅行と組み合わせて訪れることで、より充実した旅が楽しめます。次回の海外旅行には、ぜひシェムリアップを候補に入れてみてください。