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2025年、米フォーブスが発表した世界長者番付において、タイ国内トップの富豪として名を連ねたのは、CPグループ(チャロン・ポカパン・グループ)会長のタニン・チャラワノン氏でした。
この報道を機に、「CPグループってそもそも何?」「日本との関係は?」と気になった方も多いはず。今回は、タイ最大のコングロマリットともいわれるCPグループについて、その歴史・事業・日本との関係まで考察していこうと思います。
CPグループ(チャロン・ポカパン)とは?
CP(Charoen Pokphand)グループは、1921年に中国系タイ人のチャラワノン兄弟によって創業された、タイを代表する財閥グループです。
当初はバンコクでの種子販売業からスタート。そこから畜産業、食品加工、小売、通信、流通、金融、農業関連まで事業を拡大し、現在では「東南アジア最大級の多国籍企業」へと成長しています。
歴史の簡単な流れ

CPグループの中核業務と主なグループ企業
CPは「農から食卓まで」すべてをカバーする一貫型ビジネスモデルを構築しています。代表的なグループ企業は以下の通り:
食品・農業関連
- CPF(Charoen Pokphand Foods):養鶏・養豚・水産・加工食品の世界的大手
- CP-Meiji:日本の明治と提携した乳製品ブランド
- Makro:業務用食品卸の大手(2021年にロータスと経営統合)
小売・流通
- CP All:タイ国内すべてのセブンイレブンを運営(後述)
通信・メディア
- True Corporation(旧TrueMove):タイ3大通信キャリアの1つ
- True Visions:ケーブルTV・デジタルメディア
その他
- 不動産、物流、金融、教育(大学運営)など多岐にわたる
CPと日本との深いつながり
CPグループは日本企業とも長年の関係があります。主なものを紹介します。
明治(Meiji)との提携
- 合弁会社「CP-Meiji」を設立
- タイ国内の牛乳・ヨーグルトなどの乳製品市場で高いシェアを誇る
日本からの技術・生産支援
- 養殖、加工、農業分野では、日本の技術支援を導入し、高付加価値の生産体制を確立
- 両国の大学・研究機関との交流も活発
タイのセブンイレブンと日本の違いとは?
タイのセブンイレブンは、日本のスタイルをベースにしながらも、現地ニーズにあわせた進化を遂げています。

特にホットミールコーナー(ข้าวกล่อง/お弁当)や現地調味料を使った商品展開が強く、タイ人にも在住外国人にも支持されています。
タイ経済の“心臓”とも言えるCPグループのすごさ
フォーブス2025年長者番付で、タイ国内1位となったタニン会長の背後には、農業・食品・通信・小売すべてを網羅する超巨大企業CPグループの存在があります。
その影響力はタイにとどまらず、アジア、そして日本とも密接につながっています。
これからタイでビジネスをしたい方、経済の動きを知りたい方にとって、CPグループの動向は「タイ経済の未来を占うバロメーター」とも言えるでしょう。




