アフリカ南部の国「ジンバブエ」と聞いて、ジンバブエを知っているタイ人が思い浮かべるのは「ビクトリア滝」「インフレの歴史」くらいかもしれません。
ですが近年、タイとジンバブエの外交・観光・教育の分野では静かな交流が進んでいます。
本記事では、ジンバブエの基本情報をはじめ、両国の関係性、観光資源、ビジネスの可能性などを考察していこうと思います。
ジンバブエの歴史と概要
- 正式名称:ジンバブエ共和国(Republic of Zimbabwe)
- 位置:アフリカ南部、ザンビア・モザンビーク・南アフリカと国境を接する内陸国
- 人口:約1,600万人(2024年推定)
- 首都:ハラレ
- 主な言語:英語、ショナ語、ンデベレ語
- 通貨:ジンバブエ・ドル(ただし米ドルも事実上流通)
かつては「ローデシア」と呼ばれていたジンバブエは、1980年に英国から独立。
政治・経済的混乱の時期を経て、現在は民主化と復興が進みつつあります。
タイとジンバブエの政治的なつながり
タイとジンバブエは、1992年に外交関係を樹立。以降、以下のような分野で交流を続けています。
近年では、ジンバブエ政府がアジアとの経済連携を重視する動きの中で、タイも有望なパートナーと位置づけられつつあります。
タイ人にとってのジンバブエの認知度
正直に言えば、一般的なタイ人にとってジンバブエの認知度は低いと言えるでしょう。理由としては:
しかし最近では、ビクトリア滝の美しさや野生動物ツアーの魅力がSNSで紹介され、旅行好きや自然愛好家の間で興味を持たれることが増えてきています。
ジンバブエの治安と観光について
◎ 治安
一時期は政治不安やデモが注目されましたが、現在は観光地周辺は比較的安全です。
ただし、夜間の単独行動や都市部でのスリ・詐欺には注意が必要です。
◎ 主な観光資源
- ビクトリア滝(Victoria Falls)
- 国立公園(マナ・プールズ、ワンゲ国立公園など)
- 大ジンバブエ遺跡(Great Zimbabwe Ruins)
- 野生動物サファリ(ゾウ、ライオン、バッファローなど)
→ エコツーリズムと自然探訪型の旅行者にとっては大きな魅力
ビクトリア滝の魅力と、タイ人の“滝好き”との共鳴
世界三大瀑布の一つと称されるビクトリア滝は、ザンビアとジンバブエにまたがる雄大な滝。
- 幅約1,700m、高さ約100mのスケール
- 別名「雷鳴の煙(The Smoke That Thunders)」と呼ばれるほどの轟音と水煙
- レインボーの絶景やデビルズプール体験も話題
タイでも「滝」は自然と心をつなぐ癒しの象徴とされており、カオヤイやエラワン滝など滝観光が人気です。
このため、ジンバブエのビクトリア滝も“旅好きなタイ人”にとって魅力的な訪問先となり得ます。
タイからジンバブエへの投資やその可能性
現在、目立った直接投資はありませんが、以下の分野において可能性があります:
◎ ① 農業技術の導入
◎ ② 観光・ホスピタリティ
- タイのスパ・マッサージ・ホスピタリティ教育はアフリカでの関心が高い
- エコツーリズム・ロッジ・飲食事業での提携可能性あり
◎ ③ 教育・研修ビジネス
タイ人のジンバブエ旅行人気は?
現時点では非常に少数ですが、次のようなニーズが芽生えつつあります:
- 自然・野生動物を求める旅行者
- アフリカ全体を周遊する富裕層旅行者
- SDGs・環境意識の高い旅人
現在はドーハやヨハネスブルグ経由のフライトが主で、移動に時間がかかるのが難点ですが、
今後直行便やツアーパッケージが増えれば、「未知の自然体験」として人気が高まる可能性があります。
ASEAN全体としては、アフリカとの関係強化が進行中であり、ジンバブエとも以下のような関係が築かれています。
→ タイもこの流れに沿って、教育・観光・食品加工などを軸にした関係構築が期待されています。
まとめ|ジンバブエは、タイにとっての“未開拓の友好国”
ビクトリア滝のように雄大で、豊かな自然と歴史を持つジンバブエ。
タイとジンバブエは、まだ関係が深いとは言えませんが、持続可能な観光や教育、農業などを通じてゆるやかにつながり始めています。
「知らなかった国」から、「行ってみたい国」へ。
タイとジンバブエの架け橋は、これから本格的に築かれていくことでしょう。






