近年、健康志向の高まりとともに世界的に注目されている「地中海料理(Mediterranean Cuisine)」。オリーブオイル、新鮮な野菜、魚介類、ハーブを多用し、“ヘルシーで美味しい”がキーワード。タイ料理もまた、ハーブや魚介、ナッツなどを巧みに使う点で共通点が多く見られます。
今回は、そんな地中海料理にインスパイアされた、もしくは驚くほど似ているタイ料理を5品ご紹介します。
- 🐟【ラーププラ(ลาบปลา)】× 地中海風グリルフィッシュサラダ
- タイ料理: ラープ(ラオス・タイ東北部由来)を魚でアレンジした「ラーププラ」は、ミントやライム果汁、唐辛子、煎り米粉が効いたさっぱりした魚の和え物。
- 地中海料理: グリルした白身魚と野菜・ハーブをオリーブオイルとレモンで和える「グリルフィッシュサラダ」。
- 比較: どちらも魚×ハーブ×酸味が主役。タイ版は唐辛子とナンプラーでパンチが強く、地中海版はオリーブオイルがまろやかさを演出。
- 🥒【ソムタム・マクア(焼きナスのサラダ)】× ババガヌーシュ
- タイ料理: 炙ったナスをナンプラー、ライム、唐辛子で和えるソムタムの変化球。
- 地中海料理: 焼きナスとタヒニ(ごまペースト)で作るババガヌーシュ。
- 比較: 両者とも焼きナスの香ばしさと酸味、スパイスの使い方が特徴。タイ版は辛味とナンプラー、地中海版はクリーミーで胡麻の風味が豊か。
- 🧆【タイ風ミートボール・トートルークチン(ทอดลูกชิ้น)】× ファラフェル
- タイ料理: 魚や肉のすり身にスパイスを加えて揚げた一口サイズのボール。
- 地中海料理: ひよこ豆やそら豆のファラフェルは、同じく揚げ物だが、ベジタリアン対応。
- 比較: 食感と香ばしさが共通。タイ版は肉や魚ベースで旨味重視、地中海版は豆とハーブでヘルシーな旨み。
- 🥗【ヤムウンセン(春雨サラダ)】× ギリシャ風サラダ
- タイ料理: 春雨、エビやイカ、パクチー、ナッツをチリライムソースで和えた冷菜。
- 地中海料理: トマト、きゅうり、オリーブ、フェタチーズをオリーブオイルとレモンで和える冷菜。
- 比較: 両者とも酸味+塩味+ハーブの爽やか系サラダ。ヤムウンセンはより辛く、魚介も豊富。
- タイ料理: 生のエビをナンプラー・ライム・にんにく・唐辛子でマリネしたピリ辛料理。
- 地中海料理: ペルー発祥だが地中海でも人気の魚介マリネ「セビーチェ」。
- 比較: 生の海鮮をマリネする発想が共通。タイ版は辛く刺激的、地中海版はマイルドで柑橘が強め。
まとめ:海とハーブが繋ぐ「旨みの共演」
タイ料理と地中海料理は、地理も文化も遠く離れていながら、驚くほど調和する素材と味の構成を持っています。特に現代のグルメ界では、「健康的」「多彩なハーブ使用」「地元の食材重視」など、共通トレンドが両者を結び付けています。
今後、タイでも地中海スタイルのレストランがさらに増える可能性大。旅行者はぜひ、地中海テイストのタイ料理を現地で体験してみてください!
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