タイとフィリピンは地理的には東南アジアの西と東に位置し、距離的には近くはありません。しかし、ASEAN加盟国として人的交流・経済関係は深まりつつあり、在タイ・フィリピン人コミュニティの存在がバンコクの食文化にも影響を与えています。
料理の面で見ると、タイ料理は香草・スパイス・辛味を強調するのに対し、フィリピン料理はスペイン統治やアメリカ文化の影響を受け、酢や醤油、トマトを多用するマイルドな味付けが特徴です。この違いがあるからこそ、バンコクでフィリピン料理を食べると「同じASEANでもここまで違うのか」と驚かされることも多いでしょう。
バンコクでおすすめのフィリピン料理店ベスト3
- 特徴:在タイ・フィリピン人に絶大な支持を得ている人気店。家庭的な雰囲気で、本場の味をそのまま楽しめる。
- おすすめ料理:
- 魅力:味は素朴で、日本人にも食べやすい。フィリピン人コミュニティが集う場所でもあり、文化交流の雰囲気を楽しめる。
- 特徴:観光客や駐在員が多く訪れるエリアに位置し、フィリピン料理をモダンにアレンジして提供。
- おすすめ料理:
- クリスピーパタ(揚げ豚足)
- パンシット(フィリピン風焼きそば)
- レチョン・カワリ(揚げ豚バラ肉)
- 魅力:ビールやカクテルとの相性もよく、タイのナイトライフとも親和性が高い。旅行者にもおすすめできる。
- 特徴:フィリピン発の大手ファストフードチェーン。タイにも進出しており、気軽にフィリピンの味に触れられる。
- おすすめ料理:
- ジョリースパゲッティ(甘めのソースが特徴)
- フライドチキン「チキンジョイ」
- バーガーステーキ
- 魅力:子どもから大人まで楽しめる“フィリピンの国民食ファストフード”。バンコクで気軽に試すならここ。
日本のフィリピン料理店との比較
日本でも、東京(新宿・高田馬場・大久保)、横浜、名古屋などに在日フィリピン人が多く住んでおり、フィリピン料理店が点在しています。
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比較項目 |
バンコクのフィリピン料理店 |
日本のフィリピン料理店 |
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店舗数 |
少ないが、コミュニティの中心や観光地に集中。 |
東京・神奈川・愛知に点在。特に新宿・大久保には複数店舗あり。 |
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客層 |
在住フィリピン人+観光客、外国人駐在員。 |
在日フィリピン人と日本人常連客。一般の日本人客はまだ少数。 |
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料理スタイル |
家庭料理からモダンアレンジ、ファストフードまで幅広い。 |
家庭料理中心。ライブやカラオケを併設する“社交場型”の店も多い。 |
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価格帯 |
ローカル食堂は150~300バーツ程度。 |
ランチ1,000円前後、ディナー2,500円以上とやや高め。 |
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文化体験 |
食事+コミュニティ交流の場。明るく賑やかな雰囲気。 |
日本では「フィリピンパブ」文化の延長で利用されるケースもあり、食文化体験より社交性が重視される傾向あり。 |
バンコクでフィリピン料理を探すのは簡単ではありませんが、家庭的なクシナ・フィリピーノ、モダンなピノイ・ビストロ、そして国民的チェーンのジョリビーと、バリエーション豊かに揃っています。
タイ料理との違いを感じるのはもちろん、同じASEANの多様性を舌で学ぶ体験にもつながります。日本のフィリピン料理店は在日コミュニティを中心に発展していますが、観光や旅行者目線ではまだ敷居が高め。バンコク旅行の際には、タイ料理だけでなく「フィリピンの味」にもぜひ挑戦してみてください。



