モールに登場した“未来型カラオケボックス”
写真は、バンコクのショッピングモールなどでよく見かける
最新型カラオケブース「V Studio」。
ネオンカラーの小さなボックスの中で、1人または2人が気軽に歌える“無人カラオケ”です。

これまで「カラオケ=夜の娯楽」というイメージが強かったタイですが、
近年は昼でも楽しめるカジュアルな娯楽施設として、
ショッピングモールや大学の近くに続々と設置されています。
タイのカラオケ文化は、今や“世代交代”と“テクノロジー革命”の真っ只中にあります。
タイにおけるカラオケの歴史
日本からの文化輸入として始まった
- 1980〜90年代、日本企業や駐在員が増えたことで、
バンコク・シラチャ・パタヤなどに日本式のカラオケ店が登場。 - 当初は「接待型」や「ラウンジ型」が主流。
- 日本語・英語・タイ語の曲が混在する形で発展しました。
タイ独自の進化
- 2000年代には、タイポップ(T-POP)やルークトゥン(タイ演歌)の人気上昇により、
タイ語曲中心のローカルカラオケチェーンが誕生。 - 「Hollywood」「Emperor」「นพดล Karaoke」などのカラオケビルがバンコクで人気に。
💡カラオケは「歌う娯楽」から「社交文化」へと変化していきました。
現在のトレンド:スマートカラオケボックスの台頭
タイでは近年、「1人カラオケ」や「自撮り型カラオケブース」が大流行しています。
特にZ世代・学生層に人気なのが、モール内にある小型ブースタイプ。
🪩 最新トレンドの特徴
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項目 |
内容 |
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🎧 スマート機能 |
タッチパネル操作・QR決済・自動録音機能付き |
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📸 SNS連携 |
歌唱動画をLINE・TikTokに即シェア可能 |
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💳 支払い |
PromptPay・TrueWallet・LINE Pay対応 |
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💡 利用料金 |
30バーツ(約130円)〜60バーツ/曲・15分単位 |
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🧑🤝🧑 利用層 |
学生・カップル・親子などライトユーザー中心 |
📍主な設置企業
- V Studio(全国モールに展開)
- Sing Box, Vocal Time, Funbooth など
🎤システムは中国企業からのOEMが多く、
「WeSing」「TikTok K歌」などSNS系アプリと連動できるタイプも増加しています。
タイのカラオケが“夜の街”から“日常の娯楽”へ
かつては夜の歓楽街やカラオケパブが中心だったタイのカラオケ。
しかし今では、ショッピングモールやフードコート、大学近くに進出しています。
背景にある社会変化
- コロナ禍で“接待型カラオケ”が衰退
- 若者の「非飲酒」「非接触」志向の高まり
- モール文化の発展による“安全な娯楽空間”のニーズ
つまり、カラオケは「社交の場」から「自己表現の場」へと変わったのです。
🎤いまやカラオケは、歌うだけでなく「録ってシェアする」体験型エンタメへ。
ASEAN各国のカラオケ事情比較
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国 |
特徴 |
トレンド |
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タイ |
スマートブース&SNS連携型 |
ショッピングモール中心、Z世代人気 |
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プレミアム個室+防音技術 |
「Teo Heng」など家族利用が主流 |
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家族・職場の交流文化 |
カラオケルームが地方都市にも普及 |
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音楽教育と連動 |
「Inul Vizta」など全国チェーン化 |
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マレーシア |
ムスリム向け・ノンアルコールカラオケ |
ショッピングモール中心に拡大 |
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フィリピン |
“シンギング・ネイション” |
家庭用ビデオカラオケが圧倒的 |
特にフィリピンでは、家庭や路上でもカラオケ機が一般的で、
「歌う=国民的習慣」になっています。
カラオケ × デジタルの未来
タイでは、カラオケがテクノロジーと融合する新しい形へ進化中です。
🔊 トレンドの方向性
つまり、カラオケは「娯楽」から「デジタルパフォーマンス」へ。
スマートフォン時代の“個人メディア”として再定義されているのです。
カラオケは“つながるエンタメ”に進化した
💡カラオケはもはやマイクを握る時代ではなく、
スマホとカメラで“世界とつながるステージ”へ進化しているのです。




