最近、シラチャのコンドミニアム購入をご検討して頂いている方々からのお問合せが、とても有難い事に増えています（sriracha worksapce）。
お問い合わせのご質問に『タイ以外の東南アジアのコンドミニアム』に関することが稀にありますが、シラチャ以外のコンドミニアムについてはお取り扱いはございませんのでお断りしています。
弊ブログでもシラチャ以外のコンドミニアムについて語ってはいませんでしたが、上記の経緯からもアセアン諸国のコンドミニアム投資に興味ある人が多いと思われるので、今回のブログは『タイとアセアン諸国のコンドミニアム比較』について、簡単にまとめてみようと思います。
さて、シラチャに限らずタイのコンドミニアム購入は、投資家にとって魅力的な選択肢です。しかし、ASEAN諸国の他の地域と比較することで、タイでの投資のメリットとデメリットをより明確に理解することができます。
日本人投資家が多いフィリピン、マレーシア、インドネシア、カンボジアのコンドミニアム事情との比較を通じて、タイのコンドミニアム投資の特徴を探ります。
タイのコンドミニアム投資
概要：タイは外国人がコンドミニアムを購入できる数少ない国の一つです。外国人は全体の建物の49%まで所有可能（パタヤなど一部例外あり）であり、手続きも比較的簡単です。
メリット：
- 高い収益率：バンコクやパタヤ、シラチャなどの都市は観光客や外国人駐在員に人気があり、高い賃貸需要があります。
- インフラの発展：バンコクはBTSやMRTなどの公共交通機関が充実しており、利便性が高い。
- 法整備：外国人の所有権を保護する法律が整備されています。
デメリット：
- 競争の激化：人気エリアでは物件価格が上昇しており、競争が激しくなっています。
- 市場の変動：観光業に依存しているため、経済状況に影響を受けやすい。
フィリピンのコンドミニアム投資
概要：外国人はフィリピンでもコンドミニアムの所有が可能です。フィリピンでは外国人が全体の40%まで所有できます。
メリット：
デメリット：
- インフラの遅れ：インフラ整備が他のASEAN諸国に比べて遅れている部分があります。
- 政治的不安定：政治的な不安定さが投資リスクとなる可能性があります。
マレーシアのコンドミニアム投資
概要：マレーシアでは外国人がコンドミニアムを自由に購入できますが、州ごとに最低購入価格が設定されています。
メリット：
- 安定した経済：経済の安定性が高く、外国人投資家にとって安全な投資先です。
- 多文化社会：多様な文化が共存しており、外国人に対して友好的です。
デメリット：
- 高い最低購入価格：特にクアラルンプールなどの都市部では最低購入価格が高い場合があります。
- 市場の成熟：市場が成熟しており、新たな投資機会が限られている場合があります。
概要：インドネシアでは外国人が土地付きの物件を直接所有することはできませんが、リース契約を通じて長期間使用することが可能です。
メリット：
- 経済の急成長：インドネシアは経済成長が著しく、都市部の不動産市場も活況です。
- 観光業の発展：観光業の発展により、賃貸需要が高まっています。
デメリット：
- 所有権の制限：外国人の所有権が制限されているため、投資リスクがあります。
- 法整備の遅れ：不動産取引に関する法整備が他の国に比べて遅れています。
概要：カンボジアでは外国人がコンドミニアムを購入することができます。特にプノンペンなどの都市部での投資が注目されています。
メリット：
- 成長市場：経済成長が著しく、不動産市場も発展しています。
- 低コスト：他のASEAN諸国に比べて物件価格が低く、投資コストが抑えられます。
デメリット：
- インフラの未整備：インフラ整備が遅れているため、利便性に欠ける部分があります。
- 法的リスク：法整備が不十分なため、投資リスクが高い場合があります。
タイのコンドミニアム投資は、安定した法制度や高い収益率などの利点がある一方で、競争の激化や市場の変動リスクも存在します。フィリピン、マレーシア、インドネシア、カンボジアと比較すると、それぞれの国に特有のメリットとデメリットがあり、投資家はこれらを考慮して慎重に検討する必要があります。特に日本人にとっては、法制度や文化の違いを理解し、信頼できる現地の専門家の助言を得ることが重要です。
