──もちもち、ひんやり、やさしい甘さ。タイで愛される台湾デザートの魅力とは?──
タイと台湾は、互いに旅行者が行き来する人気観光地であり、食文化の交流も盛んに行われています。
そのなかでも特に注目されているのが「台湾スイーツ」。バンコクを中心に台湾カフェや専門店が次々オープンし、タイの若者や女性層を中心に確かな支持を得ています。
この記事では、タイで人気の台湾スイーツベスト5を厳選して紹介。あわせて、日本人にもわかりやすいように、似ている日本または外国のスイーツと比較しながら考察していこうと思います。
1️⃣ 豆花(トウファ / 豆腐プリン)
タイ語表記:เต้าฮวยไต้หวัน
- ふるふるとした食感の豆乳プリンに、黒糖シロップ、ピーナッツ、白きくらげ、タピオカなどをトッピング。
- 甘さ控えめで、健康志向のタイ人やベジタリアン層にも人気。
🥄 比較スイーツ(日本):杏仁豆腐
- 似た食感と透明感。日本の杏仁豆腐はミルキーな香りが特徴だが、トウファはより豆乳感が強い。
2️⃣ 雪花冰(シュエファービン / 台湾式かき氷)
タイ語表記:บิงซูไต้หวัน / น้ำแข็งไสรสนมไต้หวัน
- ミルクやマンゴー味の氷をふわふわに削って山盛りにし、フルーツやゼリーをのせた豪華なかき氷。
- タイの暑さとも相性抜群で、SNS映えするビジュアルから若者の間で人気急上昇中。
🍧 比較スイーツ(日本):宇治金時かき氷 or 韓国のピンス(빙수)
- 食感は韓国ピンスに近いが、台湾は豆やゼリーのトッピングが多彩で“和風かき氷+中華デザート”の中間的存在。
3️⃣ タピオカミルクティー(珍珠奶茶)
タイ語表記:ชานมไข่มุก
- 甘く煮た黒いもちもちタピオカ+濃厚ミルクティーの組み合わせ。
- タイでは甘さ・氷・タピオカの量を調整できるカスタマイズ文化と相性が良く、日常飲料として定着。
🧋 比較スイーツ(日本):コーヒーゼリー入りミルクティー/黒糖ラテ
- もちもちの具材入りドリンクは日本でも増加中。タピオカの存在感が最大の違い。
4️⃣ 芋圓(ユーユエン / タロイモ団子デザート)
タイ語表記:บัวลอยเผือกไต้หวัน
- タロイモやさつまいも、緑豆などから作ったもちもちカラフル団子とゼリーを豆花や氷に添える台湾定番デザート。
- タイ人にも馴染みのある“もち米文化”と重なり、「台湾風ブアローイ(บัวลอย)」のような感覚で受け入れられている。
🍡 比較スイーツ(日本):白玉ぜんざい or 三色団子
- 味そのものよりも「もちもち団子+甘い汁」の組み合わせが共通項。
5️⃣ 愛玉ゼリー(アイユーゼリー)
タイ語表記:วุ้นไต้หวัน / เยลลี่ผลไม้ไต้หวัน
🍋 比較スイーツ(日本):寒天ゼリー+レモンシロップ
- 見た目は似ているが、愛玉ゼリーはプルンとした柔らかさとフルーツ感が強いのが特徴。
タイで台湾スイーツが人気の理由とは?
理由 |
内容 |
暑い気候にマッチ |
氷系や豆腐系の冷たいデザートが多く、タイの気候に合う |
ヘルシー志向 |
豆乳・芋・黒糖などナチュラル素材が多く、健康意識の高い層にも人気 |
SNS映え |
色合いや盛りつけが可愛く、若者のInstagram投稿が後押しに |
比較しやすい |
日本や韓国のスイーツと似た構造も多く、受け入れやすい |
台湾スイーツは、ただ甘いだけでなく、「涼しさ・やさしさ・素朴さ・健康感」が調和したデザート文化です。
タイではローカル屋台からおしゃれな台湾カフェまで、幅広く体験できるようになっています。
旅行や日常のおやつタイムに、ぜひお気に入りの“台湾の甘味”を見つけてみてください!