タイのショッピングモールを歩いていると、
「Ochaya(御茶屋)」や「ChaTraMue(チャトラムー)」など
お茶系ドリンク専門店を必ず見かけます。

タイはコーヒーの消費も多い国ですが、
実は “お茶文化” が強く根付いている国。
伝統的なミルクティーから、ヘルシー志向のお茶まで、
幅広いジャンルのお茶がタイ人に愛されています。
今回は、
タイで人気のお茶(緑茶・紅茶・ウーロン茶)と最新トレンド
を考察していこうと思います。
タイの「緑茶」人気:若者を中心に市場拡大中
タイで最も普及しているお茶と言えば、実は 緑茶。
日本の緑茶ブランドも多数進出し、
コンビニでも“緑茶棚”が大きく展開されています。
⭐緑茶が人気の理由
- すっきりした味が暑い気候に合う
- カロリーゼロの飲料としてヘルシー志向にマッチ
- 日本ブランドの品質の高さが浸透
⭐代表的なブランド
- Oishi Green Tea
- Ichitan
- Sappe Beauti Green Tea
- Ayataka(日本ブランドの綾鷹も人気)
⭐トレンド
- 砂糖控えめの“Less Sugar”緑茶が人気上昇
- 抹茶ラテ・黒糖抹茶など“デザート系緑茶”も流行
- 日本式ペットボトル緑茶の市場が拡大
タイでは“緑茶=爽やかで健康”というイメージが強く、
毎日のドリンクとして定着しています。
タイの「紅茶」:伝統的ミルクティーから進化した文化
タイのお茶文化の象徴と言えば
チャーイェン(Thai Milk Tea / タイミルクティー)。
鮮やかなオレンジ色で甘く、濃厚な香りが特徴です。
⭐紅茶の魅力
- スパイス香のあるタイ紅茶葉
- コンデンスミルクの濃厚甘さ
- ストリートドリンクの定番
⭐代表ブランド・店
- ChaTraMue(チャトラムー)
- Ochaya(御茶屋)
- ChaPayom
⭐トレンド
- 甘さ控えめの“健康系タイミルクティー”が登場
- ボバ(タピオカ)との組み合わせが定番化
- ペットボトル販売が増加
- 抹茶・ウーロンとのミックス系も人気
タイミルクティーは、旅行者にも“飲まずには帰れない”ドリンクのひとつ。
タイの「ウーロン茶」:カフェ文化とともに人気急上昇
ここ数年、急激に人気を伸ばしているのが ウーロン茶。
チャバオ(烏龍)やハニーレモン烏龍など、
アレンジドリンクが若者の間で大ヒットしています。
⭐ウーロン茶が人気な理由
- 食事との相性が良く、脂っこい料理に合う
- コーヒーより軽く、カフェイン控えめ
- アレンジの幅が広い(フルーツ、ハニーなど)
⭐代表的な商品
⭐トレンド
- “フルーツ烏龍”がZ世代に大流行
- 茶葉専門店の登場で品質志向が高まる
- カロリー控えめドリンクとして評価上昇
ウーロン茶は“甘さ控えめのおしゃれドリンク”として人気を獲得中です。
“お茶専門店ブーム”を引き起こした主なブランド
タイでは専門店が増加中。
ショッピングモールに入る確率が非常に高く、
日本のタピオカ店と同じようなポジションです。
⭐Ochaya(御茶屋)
画像の店舗もそうですが、
若者向けのカジュアルなお茶ブランドとして大人気。
緑茶・紅茶・烏龍茶・フルーツティーまで幅広いラインナップ。
⭐ChaTraMue(チャトラムー)
タイミルクティーの王者。
タピオカ入り、黒糖、抹茶など新メニューが次々出る。
⭐Koi Thé(コイティー)
台湾系の本格的ミルクティーブランド。
甘さや氷の量を細かく選べるのが魅力。
⭐Inthanin Coffee
コーヒーが有名だが、最近はフルーツティーが急伸。
お茶の最新トレンドまとめ
✔ 健康志向(Less Sugar、カロリー控えめ)が定着
✔ フルーツティー・烏龍の“爽やか系ドリンク”が急成長
✔ タピオカ・黒糖ミルクと混ぜたハイブリッド茶が人気
✔ 日本の抹茶ブームがタイでも継続
✔ コンビニ(特にセブンイレブン)の「お茶系ペットボトル」が高速進化
タイは“お茶文化の多様性”が魅力
タイのお茶事情は、
日本・台湾・タイの飲み物文化が融合したようなユニークさがあります。
✔ さっぱり飲みたい → 緑茶
✔ 甘く濃厚に楽しみたい → タイミルクティー
✔ 作業のおともに → ウーロン茶
✔ SNS映え狙い → フルーツティー
どれも気軽にコンビニやモールで手に入り、
タイ旅行の期間中にいろいろ試すのが楽しいジャンルです。





