シラチャのサービスアパート、戸建て、コンドミニアムなど日本人が居住するような物件は基本的にエアコンが付いています。
タイでも日本の最新ビジネス本を聴けます。タイ語の聞き流し勉強にも活用できます。
しかし年中暑いシラチャといえど、エアコンをずっと稼働させていると体も冷えるし電気代も心配です。そうなると、扇風機購入を検討することとなります(扇風機が備えてある部屋もありますが無い部屋もありますので)。そして、タイの家電量販店に行くと「天井扇風機」が多いことに気が付きます。日本では天井扇風機は滅多に見かけないため、余計に気になる存在となります。
さて、そういう視点で改めてシラチャだけでなくタイ全体の部屋を見渡すと、天井扇風機「พัดลมเพดาน(パッドロム・ペダーン)」が生活の一部として溶け込んでいることに気が付きます。タイの家庭や公共の場所でなぜこれほどまでに天井扇風機が普及しているのか、その理由とタイならではの扇風機事情を深掘りしてみましょう。
タイでの天井扇風機の普及理由
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気候: 熱帯気候のタイでは、年中を通して温暖で湿度が高いため、室内の空気の循環は涼しさを保つために非常に重要です。
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エネルギー効率: タイの多くの家庭では、エアコンよりもコストパフォーマンスに優れる天井扇風機を好む傾向があります。天井扇風機はエネルギー消費が少なく、経済的です。
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空間利用: 天井扇風機は部屋の中央に設置され、床面積を占有しないため、限られた空間を最大限に活用することができます。
タイならではの扇風機事情
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デザイン: タイの天井扇風機は、機能だけでなく、そのデザインにも注目が集まります。タイの文化に合った、装飾的な要素が加えられたデザインが多く見られます。
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多機能性: タイの一部のモデルでは、扇風機に照明が組み込まれていることがあり、室内照明としての役割も果たしています。
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屋外での使用: タイでは屋外のレストランやカフェでも天井扇風機が頻繁に使用されており、屋外空間でも快適な風を提供しています。
天井扇風機はタイの家庭だけでなく、多くの公共の場でも見ることができ、その利便性と経済性が評価されています。日本人旅行者の方々にとっても、天井扇風機はタイでの快適な滞在を助ける涼しい風の象徴となっているでしょう。