2024年の4月のシラチャは、例年の同時期と比べてもとても暑かったようです。熱中症で死者も出ているとか。日本でも夏になれば熱中症に対する注意喚起がなされますが、シラチャでは基本的に年中注意するべきかもしれません。※シラチャは一年通して暑いので、長期滞在者は体が暑さに慣れている分、日本の夏より熱中症にかかりにくいかもしれませんが。
さて、シラチャに限らずタイを訪れる日本人旅行者にとって、日射病や熱中症は特に注意すべき健康リスクです。タイの気候は一年を通じて高温多湿で、日本の夏以上に厳しい暑さが続くことがあります。ここでは、タイでの日射病や熱中症に対する予防策と対処方法をご紹介します。
日本とタイの気候の違い
- 湿度の高さ: タイは年中湿度が高く、体感温度をさらに上昇させます。汗の蒸発が阻害されるため、体温調節が難しくなります。
- 直射日光: タイは日本よりも赤道に近く、太陽の強さが増します。直射日光が強いため、屋外活動時のリスクが高まります。
注意すべき行動
- 水分補給: タイでは水分補給の重要性が増します。定期的に水または電解質飲料を摂取し、脱水状態にならないように心がけましょう。
- 適切な服装: 通気性の良い、軽い衣服を選び、帽子やサングラスで日差しを遮ることが重要です。
- 日陰の利用: 可能な限り日陰を利用し、直射日光を避けることが肝心です。特に正午前後の屋外活動は控えめにしましょう。
- 冷却グッズ: 冷却タオルやハンディファンなどの冷却グッズを活用すると効果的です。
日射病の症状
日射病は、直射日光に長時間さらされることで、体の熱調節機能が破綻し、体温が急激に上昇することで発症します。
初期症状:
- 頭痛
- めまい
- 悪心(吐き気)
進行した症状:
- 高体温(38度以上)
- 意識の混濁
- 発作や意識喪失
熱中症の症状
熱中症は、体が適切に熱を放散できない状況下で発生し、脱水や体内の電解質バランスの崩れが引き金となります。
初期症状:
- 筋肉の痙攣
- 疲労感や強い渇き
- 多量の汗をかく
- 頻繁な頭痛やめまい
進行した症状:
- 皮膚の乾燥と熱さ
- 強い頭痛、吐き気、嘔吐
- 高体温(40度以上)
- 急速な心拍数の増加
- 意識障害や錯乱
罹った時の対処方法
- 涼しい場所へ移動: 熱中症や日射病の症状を感じたらすぐに涼しい場所へ移動し、横になって休むことが重要です。
- 水分と塩分の補給: 脱水症状を防ぐために、水分と適度な塩分を補給します。市販の経口補水液が最適です。
- 冷却: 冷たいタオルやアイスパックを首や脇の下に当てて体温を下げましょう。
- 医療機関での受診: 症状が改善しない場合は、速やかに医療機関を受診することが必要です。
タイでは、予期せぬ熱中症や日射病に陥りやすいため、旅行前の準備としてこれらの予防策を念頭に置くことが大切です。シラチャ滞在中は常に自己管理を心がけ、安全に楽しんでください。
Audible (オーディブル) - タイ語のリスニングやビジネスの勉強に