シラチャは工業団地の拠点の日本人街として発達してきた歴史があります。しかし、全ての工業団地がシラチャ近隣にある訳ではなく、バンコクからもシラチャからも遠方にある工業団地もあります。
シラチャから遠方(車で2~3時間程度)にある工業団地の駐在員が、週末になるとシラチャまで泊りで遊びに来るという光景は、よくあります。
さて、上記のようにシラチャから遠方ではあるものの、日系企業が多く入居する重要拠点となっている工業団地があります。その中でもプラチンブリ県に位置する304工業団地は特筆すべき存在です。ここでは、その歴史、概要、地域の魅力、そして主要都市からのアクセスについて詳しく見ていきましょう。
304工業団地の歴史と概要
304工業団地は1994年に設立され、タイ国内外からの投資と製造拠点として注目を集めてきました。この工業団地は、タイの工業インフラ発展をサポートするために政府と民間企業が協力して設立したものです。特に東部経済回廊(EEC)の一部として、工業インフラの改善と国際的なビジネス環境の整備に貢献しています。
工業団地内には、自動車、電機、食品、化学工業など多岐にわたる製造業が拠点を構え、労働力と物流の面で非常に戦略的な位置にあります。多国籍企業が多く集まるため、国際的なビジネスの多様性があり、現地でのビジネス展開に理想的な環境が整っています。
プラチンブリ県の概要
プラチンブリ県はタイ中部に位置し、主に農業と工業が経済の柱となっています。歴史的には、アユタヤ時代から重要な交易ルートの一部であり、豊かな農業資源に恵まれています。近年の産業発展によって、工業団地が経済の重要な部分を担うようになりました。
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バンコクやシラチャからの距離
- バンコクからの距離: プラチンブリ県は、バンコクから車で約2~3時間の位置にあります。新たに整備された高速道路や国道を使うと、バンコク港やスワンナプーム空港からもアクセスがしやすいです。
- シラチャからの距離: プラチンブリ県は、工業地域として発展したシラチャからも車で2時間程度の距離に位置します(シラチャからの通勤には難しい距離にあります)。タイ東部の港湾や工業団地との物流において、戦略的な拠点とされています。
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304工業団地は、タイの主要産業地域の一つとして、戦略的な立地と多様な産業インフラで、国内外の企業にとって理想的なビジネス拠点です。プラチンブリ県自体も観光名所や伝統的な農業の魅力を持ち合わせており、今後もビジネスと文化の融合が期待されます。