シラチャの市場(タラート)で売られている『昆虫食』。日本のバラエティ番組でタイのロケをする時は、罰ゲームとして芸人が昆虫を食べて悶絶するというお約束の演出がありますが、実際はカラッと揚げてありスナック感覚で食べられるため、口の中で虫の体液が出てくるようなことは、ほぼ無いようです。
さて、そのようなタイの昆虫食ですが、タイでは古くから一部の地域で食べられていたようです。最近ではそのユニークな文化として、地元の人々だけでなく観光客にも注目されています。ここでは、タイにおける昆虫食の概要と代表的な食べ物を紹介します。
タイにおける昆虫食の背景
タイの昆虫食は、特に東北部のイサーン地方で一般的です。この地域の人々は伝統的に自然の恵みを活かした食文化を持っており、タンパク質源として昆虫を利用してきました。昆虫は栄養価が高く、特にタンパク質やミネラルが豊富で、持続可能な食資源としても注目されています。
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人気の昆虫食品
- タガメ(แมลงดำ - Maeng Da): タガメは特有の香りがあり、そのエキスをサラダやスープに使用します。また、フライにしてスナックとしても楽しまれています。
- イナゴ(ตั๊กแตน - Takkatan): 揚げて塩やチリで味付けされることが多く、ビールのおつまみとして人気があります。日本でも食べられているので日本人には最も違和感のない昆虫食かもしれません。
- ゴキブリ(แมลงสาบ - Maeng Saab): ゴキブリは揚げたり焼いたりして食され、クリスピーな食感が特徴です。
- シルクワーム(หนอนไหม - Non Mai): 茹でたり、揚げたりして食べられ、ナッツのような風味があります。
- クリケット(จิ้งหรีด - Jing Reed): 揚げてスパイスで味付けされることが多く、サクサクとした食感が楽しめます。
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観光客におすすめの理由
昆虫食はタイの食文化の一端を体験する絶好のチャンスです。また、環境に優しい持続可能な食資源としての側面からも、昆虫食を試してみる価値があります。タイの市場やフェスティバルでは、様々な昆虫料理を安全に試食する機会があります。
注意点
昆虫食は特有の風味があるため、味に敏感な人は少量から試してみることをお勧めします。また、アレルギーの有無を確認するのも重要です。昆虫は甲殻類と同じアレルゲンを持つことがあります。
シラチャ旅行の際には、これらの珍しい料理にチャレンジして、新しい食体験を楽しんでみてください。