スワンナプーム空港やドンムアン空港から、シラチャまでは結構な距離があります。特にドンムアン空港からシラチャへ行くにはタクシーでも二時間、バンコク市内の渋滞に巻き込まれたらもっとかかります。また、スワンナプーム空港からは、シラチャ市街地までバスやロットゥーもありますが、時間に余裕のない人には向いていない交通手段です。
しかし、ラヨーン県にある『ウタパオ空港』はシラチャまでの距離が比較的に近いこともあり将来的には期待したいところです。
ちなみに、ウタパオ空港からシラチャ市街地へのアクセスには、主に以下の方法があります。
1. 車（タクシーまたはレンタカー）
ウタパオ空港からシラチャ市街地までの距離は約60～70kmで、車で約1時間程度の移動時間です。空港にはタクシーやレンタカーサービスがあり、これを利用してシラチャに直接向かうことができます。交通量によりますが、車での移動が最も便利で直接的な方法です。
2. シャトルバス
一部のホテルやツアー会社では、ウタパオ空港からシラチャ市街地までのシャトルバスサービスを提供している場合があります。ただし、これらのサービスは事前予約が必要なことが多いです。
3. 公共バス
ウタパオ空港からパタヤまでのバスがありますが、そこからシラチャまでのバスやタクシーに乗り換える必要があります。時間がかかるため、公共バスを利用する場合は、十分な時間を確保しておくことをお勧めします。
4. オンライン配車サービス
タイでは、Grabなどのオンライン配車サービスが利用可能です。これを使ってウタパオ空港からシラチャ市街地までの移動が可能ですが、空港での配車待ち時間が発生することがあります。
さて、今回のブログでは『ウタパオ空港』について、考察していこうと思います。
ウタパオ空港の概要と歴史
ウタパオ空港は、タイ東部のラヨーン県に位置し、パタヤから約30kmの距離にあります。この空港はもともと1960年代にアメリカ空軍によって建設され、ベトナム戦争中にはB-52爆撃機の拠点として使用されました。その後、1976年に商業利用が開始され、現在ではバンコクの3番目の国際空港として機能しています。
主な航空路線
ウタパオ空港は、近年、国際線の利用が増加しており、現在ではカザフスタンのアルマティやマレーシアのクアラルンプールなど、東南アジアや中央アジアへの直行便が運航されています。特に、AirAsiaやSCAT Airlinesなどの格安航空会社が定期便を運航しており、東部タイの観光地であるパタヤやラヨーンへのアクセスを大いに向上させています。
拡張の進捗状況
ウタパオ空港は、タイ政府の「東部経済回廊（EEC）」計画の一環として大規模な拡張が進められています。拡張計画では、総額約2900億バーツ（約90億ドル）が投じられ、空港の能力を大幅に強化します。2028年までに第1フェーズが完了する予定で、これにより年間1,590万人の乗客を処理できるようになります。さらに、2030年には第2フェーズが完了し、最終的には年間6000万人の乗客を受け入れる能力が目指されています。
新しい旅客ターミナルや貨物センター、高速鉄道によるバンコクとの接続が含まれるこの拡張プロジェクトは、ウタパオ空港を東南アジアの主要航空ハブとして位置づけ、国際物流や観光の拠点となることを目指しています。
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将来の見通し
ウタパオ空港の将来は、東部タイの発展と密接に結びついています。拡張工事が完了すると、同空港はバンコクのスワンナプーム空港およびドンムアン空港とともに、タイの主要国際空港としての役割を果たすことになります。また、空港周辺に計画されている「東部空港都市」も、商業施設やホテル、国際会議場（MICE）を含む複合施設として機能し、地域経済の成長に寄与する見通しです。
現在進行中のプロジェクトは2028年までに第1フェーズが完成する予定であり、空港の機能強化とともに、地域全体の都市開発も進展することが期待されています。
最新情報
2024年現在、ウタパオ空港では新しい滑走路の建設が進行中で、これにより空港の処理能力がさらに向上する予定です。また、新たな国際線の就航も増加しており、タイの観光業にとって重要な拠点となりつつあります。日本の主要都市とを結ぶ新路線に期待したいですね。
※ソース(Airport Technology) (TAT Newsroom) (nationthailand) (nationthailand)。
