最近、日本のテレビ番組では『タイの人気の観光地』として紹介されることが多い場所のひとつに、鉄道市場として有名な『メークローン鉄道市場』があります。メークローン鉄道市場とは線路沿いにある市場(タラート)で、列車が通る度に線路沿いの日傘や商品を撤去する姿が名物となっています。
メークローン鉄道市場はバンコクからアクセスの良い「タイ最小面積」の県、『サムットソンクラーム(Samut Songkhram)』にあります。
今回のブログでは、バンコクから日帰り可能な(シラチャからもギリ日帰り可能)、サムットソンクラームの『水上マーケットと鉄道市場』を巡るモデルコースを考察していこうと思います。
サムットソンクラームの概要と歴史
サムットソンクラーム県は、タイ中部に位置するタイで最も小さな県です。バンコクの西約70kmにあり、チャオプラヤー川の支流や豊かな果樹園に囲まれたエリアです。古くから農業が盛んで、特にココナッツ、マンゴー、ライムなどの栽培が有名です。また、かつてはタイ海軍の拠点としても重要な役割を果たしていました。
バンコク、シラチャからのアクセス
- バンコクから:車で約1時間半、ミニバスや電車を利用することも可能です。特に、鉄道を利用する際は「メークローン線」を使ってアクセスできます。
- シラチャから:シラチャからは車で約3時間。高速道路を利用してアクセス可能で、ドライブ旅行にも最適なルートです。
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サムットソンクラームの初心者向け観光スポット
- アンパワー水上マーケット:夜になるとマーケットが賑わい、ボートに乗ってホタル鑑賞も楽しめます。
- ワット・バンクン(Wat Bang Kung):木に覆われたユニークな寺院で、歴史ある仏像が安置されています。
- ダムヌンサドゥアック水上マーケット:観光客にも人気のあるマーケットで、ボートで運ばれる商品が見ものです。
メークローン鉄道市場(Mae Klong Railway Market)について
「傘たたみ市場」とも呼ばれるこの市場は、線路上に店舗が立ち並び、列車が通過するたびに商人たちが店を片付けるユニークな光景で有名です。列車が通過した後はすぐに元の状態に戻り、観光客はこの瞬間を目の当たりにするため多く訪れます。
水辺の暮らしが体験できる『アンパワー(Amphawa)』
アンパワーは、のどかな水辺の暮らしが感じられる場所で、水上マーケットが特に有名です。週末になると、地元の人々が集まり、新鮮な魚介類や果物を販売します。ホタル鑑賞のボートツアーも楽しめ、特にカップルや家族旅行におすすめです。
おすすめ日帰りルート
- 早朝バンコク出発(6:30~7:00)
バンコク市内から車またはツアーバスでメークローン鉄道市場(Mae Klong Railway Market)へ向かいます。約1時間半の移動で市場に到着します。到着後、列車の通過時間(通常10:30ごろなど)に合わせて市場の風景を楽しめます。 - メークローン鉄道市場見学(約1時間半)
列車が通過する瞬間のユニークな体験を堪能。市場ではフルーツや土産物のショッピングも楽しめます。 - ダムヌンサドゥアック水上マーケットへ移動(約30分)
メークローンから車で30分ほどでダムヌンサドゥアック水上マーケットに到着。ボートに乗り、運河沿いに並ぶ屋台や店を見学します。地元の果物やタイ料理の屋台が並び、買い物や食事が楽しめます。 - 昼食&ショッピング(12:00~14:00)
水上マーケットでの観光の後、マーケット内や周辺のレストランで昼食を楽しむのもおすすめです。 - バンコクへ戻る(15:00~16:00出発)
午後の早い時間にバンコクへ戻ると、夕方の渋滞を避けることができます。帰路は車で1時間半~2時間程度です。
おすすめの交通手段:
- ツアーバス:ガイド付きで効率的に移動したい場合に便利。
- タクシーまたはレンタカー:自由な時間配分を重視する方におすすめ。
このルートは、バンコクから日帰りで楽しめる最適なプランで、両方の市場のユニークな体験を味わえる点が魅力です。※シラチャを起点とする場合は、シラチャ~バンコク間を片道1時間30分程度を見込んでください。
日本人におすすめする理由
サムットソンクラームは、バンコクやシラチャからアクセスが良く、短時間での観光に最適です。メークローン鉄道市場やアンパワー水上マーケットは、日本では体験できないユニークな文化を味わうことができます。また、新鮮な果物や地元料理が豊富で、タイの生活文化を間近で感じられるため、サムットソンクラーム旅行は良い思い出として印象深い体験ができる事と思います。