「タイのお酒」と聞いてワインを思い浮かべるという人は、あまりいないかと思います。タイでのワイン人気は、ビールやウイスキーと比較するとまだ低い傾向にあるようです。しかし、都市部や富裕層、外国人駐在員などを中心に少しずつ人気が高まっていると聞きます。
タイでのワインの消費に関する傾向と、ビールやウイスキーとを比較した状況を見てみましょう。
ワインと、ビールやウイスキーとの比較
- ビール: タイではビールが最も人気のあるアルコール飲料で、特にシンハーやチャーンといった国内ブランドが市場をリードしています。価格が手頃で、広く手に入ることから、多くの人々にとって定番の飲み物となっています。
- ウイスキー: タイではウイスキーも非常に人気があり、特に「サンソン」などのローカルウイスキーが親しまれています。食事中やパーティーなどで飲まれることが多く、根強い人気を持っています。
- ワイン: ワインの市場はビールやウイスキーほど大きくはありませんが、ワイン文化が広がるに連れ、より多くの人々がワインを楽しむようになっています。特に都市部のワイン愛好家や外国人の間で成長しています。
ワインはビールやウイスキーと比べるとまだ消費量は少ないものの、タイ国内でのワイン人気は徐々に高まりつつあります。これからもワインの魅力が広がるにつれ、ビールやウイスキーに次ぐアルコール飲料として定着する可能性があります。
実は、外国人が多いパタヤ近郊で注目されているタイのワインブランドがあります。
そのワインブランドとは、シラチャからも近いタイ東部の観光都市パタヤエリアにあるシルバーレイク・ワイナリー(Silverlake Winery)です。このワインは豊かな自然環境の中で作られる高品質なワインで知られています。その風景やワインの品質、ツーリズムの魅力で、多くのワイン愛好家や観光客を引き寄せています。今回は、このワイナリーの歴史や評価、日本人にお勧めするポイントをご紹介します。
シルバーレイク・ワイナリーの歴史
シルバーレイク・ワイナリーは、2002年にカンチャナブリ出身のシルビア・チャン氏によって設立されました。彼女は、元々映画業界に携わっていた経歴を持ち、タイでのワイン生産の可能性に目を付けてパタヤの近くにこのワイナリーを開設しました。自然の景観とワインづくりへの情熱により、タイのワイン市場に新たな風を吹き込みました。
タイ国内での評価
シルバーレイク・ワイナリーは、その独自の風味と品質で、国内市場で高い評価を得ています。特に、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、シャルドネといった品種で作られるワインが人気です。ワイナリーは観光地としても整備されており、美しいブドウ畑と風光明媚な湖を背景に、ワインテイスティングやワイナリーツアーが楽しめます。
※ワイナリーツアーは現在休止しているという情報もあるので、ツアーに参加したい人は事前にご確認ください。MAPと連絡先はこちら
パタヤに近い理由
シルバーレイク・ワイナリーの立地は、パタヤから約20キロメートルと近く、バンコクからも車で約2時間半、シラチャからは車で1時間もかからないくらいの距離にあります。この立地により、観光都市パタヤの観光客をターゲットにしており、アクセスの良さが強みとなっています。また、近くの湖の周囲は自然が豊かであり、ワインづくりに適した環境です。
海外での評価
シルバーレイク・ワイナリーのワインは国際的にも評価を受けており、アジアやヨーロッパのワインコンクールで賞を受賞しています。東南アジアの気候を活かしたフルーティーな風味は、独特の味わいとして認められています。
※モンスーンバレーはタイのホアヒン近郊のワインです。
日本人へのお勧めポイント
- 観光とグルメの融合: パタヤ観光と合わせてシルバーレイク・ワイナリーを訪れることで、ワインと食事、景観を楽しむ贅沢なひとときを過ごせます。
- 高品質なワイン: タイで生産されるワインの品質の高さを知ることができるため、日本人のワイン愛好家にもぜひ試してほしいです。
- お土産として: タイ土産としてユニークなワインを探しているなら、シルバーレイク・ワイナリーのワインは最適です。自分へのご褒美や家族へのギフトとして持ち帰ることもできます。
※スパイはタイ産のワインクーラーです。
シルバーレイク・ワイナリーは、タイの新しいワイン文化を代表する存在であり、訪れる人々にユニークな体験と豊かな味わいを提供します。シラチャを訪れた際には、ぜひシルバーレイク・ワイナリーを思い出してご賞味ください。
Kindle Paperwhite (16GB) タイまで重たい本を持っていく必要が無くなります。