以前のブログで『カシコン銀行』『バンコク銀行』『サイアム商業銀行』の事を書いことがありましたが、今回は黄色がトレードマークの目立つ存在の銀行『アユタヤ銀(Krungsri)』について、考察していこうと思います。ちなみに、アユタヤ銀行の親会社は三菱UFJ銀行のため日本語サポートが充実しています。
アユタヤ銀行の歴史と概要
アユタヤ銀行(Krungsri Bank)は、1945年に設立されたタイの大手商業銀行の一つです。タイ国内では主要な金融機関として位置づけられており、多岐にわたる金融サービスを提供しています。
三菱UFJ銀行との関係
2013年、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)はアユタヤ銀行の過半数株式を取得し、同銀行の親会社となりました。これにより、MUFGはタイ市場でのプレゼンスを強化し、アユタヤ銀行はMUFGのグローバルなネットワークと資本力を活用することが可能となりました。
提供するサービス
アユタヤ銀行は、以下のような多岐にわたる金融サービスを提供しています。
- 個人向けサービス:預金口座、住宅ローン、パーソナルローン、クレジットカード、保険など。
- 法人向けサービス:企業融資、キャッシュマネジメント、貿易金融、資産運用など。
- 投資銀行業務:M&Aアドバイザリー、資本市場取引、リスク管理サービスなど。
デジタル革命との取り組み
アユタヤ銀行は、デジタル化への取り組みにも力を入れています。インターネットバンキングやモバイルバンキングのサービスを提供しており、これにより顧客はいつでもどこでも銀行サービスを利用することができます。また、デジタルウォレットやQRコード決済など、新しい支払い方法も導入されています。
地域社会への貢献
アユタヤ銀行は、地域社会への貢献活動にも積極的です。教育支援、環境保護、地域開発などのCSR活動を展開しており、地域社会の発展に寄与しています。また、金融リテラシーの向上を目的としたプログラムも実施しています。
今後の展望
アユタヤ銀行は、タイ国内外での事業拡大を視野に入れ、今後も成長を続けることを目指しています。MUFGとの連携を強化し、アジア全体での金融サービスの提供を拡大していく方針です。また、デジタル技術の活用を進め、顧客により便利で効率的なサービスを提供することにも注力しています。
アユタヤ銀行は、これからもタイの主要金融機関として、地域社会の発展と顧客の満足度向上に貢献していくことでしょう。
※タイで銀行口座を開設するには長期滞在ビザを保有している、またはコンドミニアム購入のため等の理由がないと基本的には開設できません。しかしタイのATMで日本のクレジットカードのキャッシング枠内で現金を引き出すことは可能です。タイのATMは主要な国際ブランド(VISA、MasterCard等)に対応しています。また、タイの多くのATMは英語や日本語を選択できます。また、タイのATMは1回あたりの引き出し金額が2万バーツまでに設定されているパターンが多いですがATMによって異なることがあります。