タイのインフラ計画に高速鉄道計画があります。これはタイ王国運輸省とタイ国有鉄道が進めている計画で、2009年より４路線からなる高速鉄道建設の計画を発表しています。タイ政府が線路敷設と構造物の建築を行い、運営を民間に委託するという官設民営方式を適用するとしています。
しかし、まだ中国、日本、韓国などから高速鉄道システムの営業・提案がされている状況で大幅に遅れているようです。
シラチャに関係する路線は、ドンムアン空港からバンコクのバンスー中央駅経由で、スワンナプーム空港からウタパオ空港を結ぶ路線です。シラチャ駅やパタヤ駅もできる予定です。
タイ最大財閥チャロン・ポカパン(CP)グループを中心とする企業連合は、タイ国鉄との間でこの３空港を結ぶ路線建設に向けて契約を結びました。総事業費が2245億バーツの大規模プロジェクトが2024年の開通を目指して動き出しています。CPグループは2018年11月入札で都市鉄道運営のBTSグループを中心とする企業連合に競り勝ち、優先交渉権を得ていていました。
ちなみに同鉄道は総延長は約220キロメートルで、ドンムアン、スワンナプーム、ウタパオの3空港を結ぶのは上記の通りですが、このエリアはタイ政府が掲げるインフラ開発の目玉プロジェクトの一つで、開発を進む経済特区「東部経済回廊(EEC)」とバンコクを約1時間でつなぐ重要路線になります。
しかし、残念ながら工事は大幅に遅れているというニュースもあり、シラチャ駅完成はまだまだ先になりそうです・・。
かつて、シラチャではレムチャバンへ向かうスクンビット通りの陸橋工事をしていました。陸橋完成までに５～６年はかかっていたかと思います。工事開始の頃は一年程度で完成すると言われていた記憶がありますが、結果は大幅に遅れていました。
高速鉄道も予定より遅れそうですが、気長に待つのがタイのスタイルなのかもしれないですね。 海外航空券+ホテルがお得！＜エアトリ＞
