シラチャの一等地と言っても過言ではない場所にATARAモールがあります。かつて、ATARAモールのある場所は大型のタラート(市場)がありました。
シラチャは、ATARAモールがまだタラートだった頃の2012年頃から不動産バブルが始まりました。
当時は日本人の入居に向いている物件が不足し、この頃からシラチャ市内でコンドミニアムの建設ラッシュが始まりました。
当時、現ATARAモールの土地について『タラートのためだけに使用されているのはもったいないのではないか?』と言われ始め、ここの土地はグングンと高額な値がついていったようです。
結局、同地はタイ土木工事大手の『タイポリコン』がATARAモールをオープンさせる運びとなりました。
『タイポリコン(Thai Polycons Public Company Limited、TPOLY)』とは、1988年12月26日に設立されたタイの大手建設会社です。創業者はチャロン・チャンパランシ氏をはじめとするエンジニアのグループで、国の経済成長を支えるエンジニアリングサービスの需要を見越して設立されました。2008年3月24日に公開有限会社に転換され、2009年3月4日にタイ証券取引所(SET)に上場しました (ThaiPolycons) (ThaiPolycons)。
主な事業内容
タイポリコンは、政府および民間セクター向けに広範な建設サービスを提供しています。以下のようなプロジェクトに従事しています:
- ショッピングモール
- 高層および低層ビル
- 工業プラント
- 発電所
このように大手資本であるATARAモールのポテンシャルは高いものだと思います。
『ATARA MALL』は、シラチャ地元住民や観光客に人気のショッピングとエンターテイメントになる予定だったと思います。さまざまなブランドの店舗、飲食店、レジャー施設が入居していますが、現状では空きテナントもチラホラ。地元のニーズに合わせた施設もあり、地域コミュニティの活性化に貢献している施設なので、もう少し盛り上がって欲しいという気はします。そうなれば、シラチャとその周辺地域での生活やビジネスを考えている外国人にも、もっと関心を持たれると思います(実に惜しい施設です)。
ATARAモールはイオンモール開業から二年後にオープンしています。スクンビット通りより海側に住んでいる人にとっては、ATARAモール開業以前はスクンビット通りを跨がないとマックスバリューへ行けないために面倒でしたが、ATARAモールにマックスバリューができたため日々の買い物はとても便利になったことでしょう。
先ほども述べた通り、ATARAモールは現在は空きテナントが目立っています。シラチャの一等地という地の利のポテンシャルは未だ活かされていないように思います・・。集客力のあるテナントが入れば状況は一変するかもしれないですね。
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