シラチャに限らずタイの住宅の形態は、主に3パターンあります。一戸建て、コンドミニアム(日本でいう分譲マンション)、タウンハウス(日本でいうテラスハウス)になります。
コンドミニアムタイプはバンコク都心部に住む層に好まれる傾向があります。都市部郊外では一戸建てを建てて住むケースが一般的。低所得者層はタウンハウスと呼ばれる日本のテラスハウスに住むのが一般的になります。
少しややこしいのは、『タイのタウンハウス』は庭を各住戸が所有し分譲後は土地と建物を所有することができるので、日本のテラスハウスにあたります。
それに対し『日本のタウンハウス』は、同じ長屋タイプながら基本的に庭は共用で、分譲後の権利は区分所有権となります。日本のタウンハウスとタイのタウンハウスは少し違うものになりますので、ご注意ください。
シラチャでは市街地から少し離れた場所で戸建ての賃貸物件があります。日本人も住んでいる物件もあります。戸建ては部屋数が多いことや庭があるなど利点はあるものの、自家用車など移動手段がないと何かと不便な場所にあるのが難点です。
私はシラチャに住んでいた時、戸建てに住んでいたこともありますが、自家用車を自分で運転していたので生活に困るようなことはありませんでした。しかし仮に自家用車を持っていなかったらと考えると、とても不便だったかと思います。
日本人の駐在員の場合、バンコクではコンドミニアムもサービスアパートメントも非常に豊富で単身者でもファミリーでも様々なタイプを選択できますが、シラチャの場合はサービスアパートに居住されるケースが多いです。シラチャにもコンドミニアムは沢山ありますがサービスアパートが好まれる傾向にあります。
コンドミニアムは、所有オーナーと直接契約になります。メイドやランドリーサービスは自分で探す、または仲介業者などに依頼することになるのが一般的です。
サービスアパートは、所有する会社と直接契約します。全室を所有する企業と契約し毎月家賃を支払います。サービスアパートはメイドやランドリーサービス込みのケースがほとんどです。
私は短期間ながらコンドミニアムにもサービスアパートにも住んだことがあります。コンドミニアムは各種支払いが面倒だったりエアコンの故障などあったら面倒だった記憶があります。エアコンの修理に一週間以上待たされたことがあります。
しかし、コンドミニアムはサービスアパートよりプライベートが保たれている感じがしました。どちらにも良い点と悪い点がありますので、これからシラチャに住む予定の人は数か所下見をされてから決められるのが良いかと思います。