シラチャでは、日本人の駐在員はサービスアパートまたはコンドミニアムに居住するケースがほとんどです。
特殊な例として、Jパーク近くの『ハーモニックレジデンス』や『スカーレット フルサービスビラ』のような日本人向け戸建てタイプの物件もありますが、戸数は多くはないので必然的に少数派になります。
タイ人向けのローカルな物件でも良い物件は沢山あります。これらの物件に住む日本人はシラチャで起業されている人や現地採用で働いている人、またロングステイヤーが多い傾向にあります。
さて話は変わって、タイにおけるタイ人の住宅事情をデータから見てみます。
1981年~2020年まで世帯の様相はだいぶ変化しています。家族構成の観点でタイ人は急速に核家族化しています。この30年間にタイの人口は約2.6倍に増加しています。そして世帯数は900万世帯程から約2000万世帯以上まで増加。
しかし、一世帯当たりの平均人数は4.5人から、2.9~3.3人までに減少しています。
世帯状況の変化に伴い、住宅タイプも変化しています。かつて2000年頃においては一軒家(78%)、ショップハウス(12%)に住む世帯が多かったようです。しかし経済成長と共に居住形態も大きく変化して2011年になるとコンドミニアム(8%)とタウンハウス(6%)が増加しています。特にバンコクでは、コンドミニアムの世帯数が31%までに上がっています。
タイもかつての日本のように核家族化が進んだことで、これからは大家族向けの商品より個人向けの商品の売れ行きが加速するかもしれないですね。