シラチャーソース は、タイ料理で広く使用される調味料であり、名前はタイの都市「シラチャ」に由来していると言われています。しかし、『現在の』シラチャソースの味とは無関係なようです・・。
シラチャソースは、辛みと風味を持つチリペッパーを主成分とし、にんにく、魚醤(ナンプラー)、酢、砂糖などを組み合わせて作られることが一般的です。
かつてシラチャソース(Sriracha Hot Chili Sauce)といえば、日本ではアジア系マーケットや海外の調味料を売っているスーパーのみで売っていましたが、今では普通の?スーパーマーケットでも売っているくらいポピュラーな調味料になっています。
『シラチャソース』とい名前から、てっきりシラチャ発祥の、伝統的な味付けのソースで確定していると思ってました。しかし、実際は『発祥はシラチャ』で、『現在流通しているシラチャソースは別物』というのが真相のようです。
『シラチャソース』は、元々タイのシラチャ市で生まれたと言われているのは確かなようです。シラチャソースは、赤い唐辛子、にんにく、砂糖、塩、お酢を混ぜて作られたスパイシーで甘酸っぱいソースで、タイ料理や他の多くの料理に使われます。
しかし、現在国際的に有名な「シラチャソース」のブランドの一つであるHuy Fong Foodsのものは、アメリカで作られており、そのレシピもオリジナルのものとは異なります。
この会社の創設者であるデイビッド・トラン氏はベトナム出身で、アメリカに移住した後にシラチャソースを作り始めました。彼の作ったソースは、アメリカの消費者を中心に人気を集め、世界中に広まったそうです。
つまり、シラチャソースの名前はタイのシラチャ市に由来していますが、現在広く知られている製品の多くは、オリジナルのタイのものとは異なる形で、世界中で生産されているもののようです。
余談ですが、シラチャソースを使った料理で、「スパイシーシラチャウイング」というものがあります。アメリカをはじめとする多くの国で人気のある料理とのことです。
これは、シラチャソースのスパイシーさと鶏肉のジューシーさが組み合わさった人気料理のようです。
以下は、シンプルな「スパイシーシラチャウイング」のレシピです:
材料:
- 鶏の手羽先 - 1kg
- シラチャソース - 1/2カップ(お好みで調整)
- 蜂蜜または砂糖 - 2~3大さじ(お好みで調整)
- 醤油 - 2大さじ
- にんにく(みじん切り)- 2片
- オリーブオイルまたはごま油 - 2大さじ
- 塩、こしょう - 適量
- オプション:セサミシード、刻んだ青ねぎ、コリアンダー(装飾用)
手順:
- 手羽先の下処理: 手羽先を洗って乾かし、塩とこしょうで味付けします。
- マリネ: シラチャソース、蜂蜜(または砂糖)、醤油、にんにく、オイルを混ぜてマリネソースを作ります。手羽先にこのマリネソースをまぶし、冷蔵庫で1時間以上、できれば一晩マリネします。
- 調理: オーブンを200度C(400度F)に予熱します。マリネした手羽先をオーブン皿に並べ、オーブンで20-25分焼きます。途中で手羽先を裏返し、ソースを上からかけて焼き色がつくまで焼きます。
- 盛り付け: 焼きあがった手羽先を皿に盛り、お好みでセサミシードや青ねぎ、コリアンダーを散らして完成です。
シラチャーソース はシラチャでも売っていますが、どうやら現在のシラチャソースとはあまり関係ないようなので、シラチャからのお土産として購入する必要はなさそうですが、シラチャソース自体はとても美味しいので、ぜひシラチャソースを使った料理をご堪能ください。