SPAMは一時期、日本ではファミリーマートで『SPAMおにぎり』が売られていたり(今でも売っているかもしれませんが)、沖縄では日常的に売られているような話は聞きますが、東京では頻繁に見かけるような商品ではありません。
しかし、シラチャでは『SPAM』はスーパー等ではよく見かける商品であり、スパムを使った料理もよくお目にかかれます。
タイと日本、異なる文化と食の伝統を持つこれらの国で、アメリカ生まれの缶詰肉「SPAM」がどのように受け入れられ、活用されているのでしょうか。シラチャのスーパーに並ぶ「SPAM」の缶詰を前に、この食品のアジアにおける人気の秘密に迫ります。
【タイにおける「SPAM」の人気】 タイでは、SPAMは多くの家庭で日常的に使われています。その人気の理由の一つは、保存性に優れた食品として、気候が暑く食材の保存が難しい地域において重宝される点にあります。また、タイ料理には様々な種類の肉が用いられるため、SPAMは「カオパット(タイ風チャーハン)」や「パッガパオ(肉そぼろのバジル炒め)」といった人気の料理に簡単に取り入れられます。即席のプロテインソースとしても重宝され、忙しい現代生活にマッチする食品です。
【日本における「SPAM」の活用】 日本でも、SPAMは第二次世界大戦後に米軍経由で広まった歴史があり、沖縄料理には欠かせない食材の一つです。特に沖縄県では「ポークたまごおにぎり」という、SPAMを使ったおにぎりが有名です。また、日本全国ではタイほどポピュラーではないようですが、それでも「SPAMおむすび」や「SPAM丼」といった、手軽でボリュームのあるメニューが愛されています。日本のキャンピングやアウトドアシーンでも、保存性と調理の手軽さからSPAMは人気のアイテムです。
【SPAMの汎用性】 SPAMの最大の魅力はその汎用性にあります。フライパン一つで簡単に焼けることから、朝食のベーコン代わりや、サンドイッチの具材、さらには炒め物やグラタンに至るまで、多様な料理に活用できます。加工肉ならではの濃厚な味わいは、シンプルな料理をも豊かな風味で満たしてくれます。
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タイと日本におけるSPAMの人気は、その便利さと味の良さ、そして各国の食文化に柔軟に適応する能力にあります。タイの炒め物から日本のおにぎりまで、SPAMはアジアの台所において欠かせない存在となっています。