タイには大型のトカゲ(ミズオオトカゲ)が生息しています。タイ人の間では元々は嫌われていた動物だったようで、タイ語では『ヒア(เหี้ย)』とか、トゥアヒアなどと呼ばれていたようです。ちなみに「ヒア」はかなり強めの罵倒語でもあります(トゥアは体という意味です)。
しかし最近では『トゥアグン・トゥワトーン』と言われているようです。グンは銀、トーンは金の意味で、かつては酷い名前だったためか? 縁起の良い名前にしようとしているのかもしれません。ミズオオトカゲの地位が一気にあがったような感じでしょうか?
シラチャの都市部ではミズオオトカゲを目にする機会はほとんどありませんが、近郊のゴルフ場ではまったく違った話です。たとえば、バンプラゴルフ場などの自然豊かな環境では、これらの迫力ある生き物が日常的に見られます。
ミズオオトカゲ(Varanus salvator)、東南アジアなど地元ではしばしばウォーターモニターとも呼ばれ、その大きさと存在感で知られています。彼らは時に2メートルを超える大きさに成長し、水辺のエコシステムで重要な役割を担っています。魚類や両生類、さらには小さな哺乳類までもが彼らの食事に含まれます。
シラチャのゴルフ場では、これらのトカゲは池や水路、草木が茂るエリアでのんびりと日向ぼっこをする姿が目撃されることがあります。ゴルファーたちは時折、彼らの姿を見てその野生の美しさに驚かされます。ミズオオトカゲは基本的には人を避ける傾向にありますが、彼らの領域を尊重し、適切な距離を保つことが大切です。
これらのモニターリザードは、タイの自然の一部として尊重されるべき存在です。彼らはシラチャのような都市部からほんの少し足を延ばすだけで出会える、驚異的な野生動物の一例といえるでしょう。ゴルフ場を訪れる際には、ぜひミズオオトカゲの生態にも注目してみてください。彼らの存在は、私たちが共有する地球の豊かな生物多様性を再認識させてくれるはずです。
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