シラチャには『イサーン料理』を提供するレストランや屋台が沢山あります。シラチャでは『ラープウボン』という店が、特に味も良く豊富なメニュー構成などで人気があります。ソムタムやガイヤーン、そしてイサーン名物『ラープ』など、美味しいイサーン料理が安く食べられます。
さて、今回のブログではタイの食卓に欠かせないイサーン料理『ラープ(ลาบ )』についてです。ラープとは、その独特の風味と食感で知られるミンチ肉のサラダです。ラープの歴史、地方別のバリエーション、日本人にお勧めするポイントや注意点を詳しく解説します。
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ラープの歴史
ラープはもともとタイ北東部、イサーン地方の料理として知られています。この地域はラオスに近く、ラープはラオス料理の影響を受けています。元々は祭事や特別な行事の際に作られる料理でしたが、その美味しさが認められ、タイ全土に広がりました。
タイでの地方別のラープ料理
- イサーンラープ: イサーン地方のラープは、豚肉、鶏肉、鴨肉を使ったものが一般的です。特に豚肉のラープは、豪快な辛さとハーブの効いた味わいが特徴です。
- 北タイのラープ: 北タイでは、ラープに豚血を加えることがあります。これにより、風味が増し、独特の深みが出ます。また、スパイスの使用が控えめで、イサーン地方のものよりもマイルドです。
- 中央タイのラープ: 中央タイでは海鮮を使ったラープも見られ、さっぱりとした味わいが楽しめます。ここでは、レモングラスやライムの香りが強調されます。
日本人にお勧めするポイント
- ヘルシーな選択: ラープは新鮮なハーブと肉を使った料理で、低カロリーながら栄養バランスが優れています。
- 独特の風味: ミント、コリアンダー、パクチー(コリアンダーの葉の部分)、春雨などのハーブや調味料が多用され、独特の風味が楽しめます。
- カスタマイズ可能: 辛さは調節可能なので、辛いものが苦手な方でも楽しめます。
注意点
- 辛さに注意: タイの料理は基本的に辛いものが多いです。ラープを注文する際は、辛さの度合いを伝えると良いでしょう。
- 生の肉を使用する場合: 生肉を使用する場合があるため、食材の新鮮さや衛生状態を確認してください。
ラープは、タイ料理の多様性と豊かな食文化を象徴する料理の一つです。シラチャを訪れた際には、地方ごとのラープを比較してみるのも一つの楽しみ方です。その場所ならではのラープを味わい、地域ごとの味の違いを探るのも旅の醍醐味と言えるでしょう。