タイの屋台料理は、タイ暮らしの中の楽しみのひとつであると思います。衛生面で不安な人もいると思いますが、お客さんの多い人気の屋台や、火を通すタイプの料理なら、それほど神経質にならなくても良いかと思います。
ちなみに私は屋台料理で腹を壊したことはありません。(店舗型の飲食店で食中毒に罹りパヤタイ病院に入院したことはありますが)。つまり、屋台はメニューにさえ気を付ければ不潔なイメージとは裏腹に意外と安全なのではないかと思います。
チャーハン(カオパット)や、炒め物類のメニューが多い、かつ、お客さんの多い屋台であれば、味に大きな外れはないと思われます。自分の経験の範囲内ですが。
また、タイ全土にチャイシーという「タイラーメンのFC」がありますが、シラチャでもチャイシーFCの屋台を見かけることがあります。しかもよく観察しながら探してみると結構多いことに気が付きます。
チャイシーとは、チャイ(男)とシー(4)で、タイ語で四人の男という意味だそうです。ネーミングの理由は創業者が兄弟4人で始めたからだと聞いたことがあります。
屋台FCといっても、どこでも味が全く同じというわけではなく、屋台店舗によって味に多少の違いがあります。チャイシーは多少の当たり外れがあるものの、基本のスープのベースは同じ(かと思います?)なので、チャイシーで食べたことがある人が、別の屋台のチャイシーで同じメニューを食べてみたところ、予想もつかないほど違う味だったということはないと思います。
今は『タイの味』を気軽にネットで購入できるので、改めて良い時代になったと思います。
日本のFCチェーンのように『どこで食べても同じ味』という訳ではありませんが、FC屋台巡りなのに違う味を楽しめると割り切れれば、シラチャのチャイシー巡りは面白いと思います。
『屋台で大きなハズレは避けたい』という人は、先ずはフランチャイズ屋台のチャイシーへ行くのは、アリかと思います。
最後に、日本人がシラチャの屋台で食事することの、考えられるメリットは下記のようなことかと思います。
- 本格的なタイ料理を低価格で体験
シラチャの屋台では、非常に手頃な価格で様々な本格的なタイ料理を楽しむことができます。パッタイ、トムヤムクン、ソムタム(青パパイヤのサラダ)、ガイヤーン(タイ風グリルチキン)など、地元の人々に愛されている伝統料理を、レストランよりも安価で味わうことが可能です。
- 地元の文化に触れる
屋台での食事は、シラチャのタイ人たちの日常生活や食文化に直接触れる絶好の機会を提供します。地元の人々と同じ空間で食事をすることで、彼らの生活スタイルや食べ物に対する情熱を感じることができます。また、屋台の料理人と交流することで、料理の背景や材料について学ぶこともできます。
- 多様な食の選択
タイの屋台では、さまざまな種類の料理を提供しており、一度に多くの異なる味を試すことができます。一つの屋台街を訪れるだけで、複数の料理を少量ずつ味わい、自分の好みに合ったものを見つけることが可能です。また、他店からの持ち込みもできます(他店からの持ち込み品のゴミは持ち帰った方がマナーとして良いかと思います)。
- 思ったより新鮮で清潔な料理
多くの屋台料理は注文を受けてからその場で調理されるため、外で調理するので不潔な印象を抱きがちですが想像するより新鮮です。新鮮な材料を使用し、手作りのソースやスパイスを活かした料理は、風味豊かで栄養も豊富です。ただし、調味料をふんだんに使うケースが多いので、味の偏りにはご注意を。
- エキサイティングな食体験
屋台での食事は、単なる食事以上のものです。屋台を巡ること自体が一種のアドベンチャーであり、異なる屋台を試しながら自分だけのお気に入りを見つける楽しみがあります。さらに、屋外での食事は、活気ある雰囲気と組み合わせて、シラチャでの楽しい思い出になることでしょう。
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