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シラチャのコーヒーや喫茶店でのドリンクは基本的に激甘飲料が多いです。スターバックスなどの海外FCチェーンでもタイオリジナルメニューは、日本人の感覚からすれば甘すぎる気がします。
逆にアメリカンは薄さを感じず苦すぎる傾向にありますが。
そんな激甘なタイのカフェラテやタイティーと言われるタイの紅茶に欠かせないものが、タイで販売されているメジャーなコンデンスミルク、『カーネーション』です。
カーネーションがたっぷり入っているドリンクはめちゃくちゃ甘いです。
カーネーションは、ネスレ社のタイ産コンデンスミルクです。シラチャの大抵のスーパーやコンビニで売られています。
ちなみに、『ノムコム』と『ノムソット』の2種類が売られています。これらはコンデンスミルクのバリエーションで、タイ料理の特徴的な甘さを引き立てます。本記事では、これらの違いとそれぞれの魅力について説明します。
「ノムコム」とは?
「ノムコム」はタイのコンデンスミルクで、タイの伝統的なデザートやスイーツ、コーヒー、ティーに加えられ、濃厚な甘みと風味を提供します。
ノムコムの特徴
- 濃いミルク: 強い甘さがあるので、フルーツにかけて味わえます。
- リッチな甘さ: 他のコンデンスミルクよりも甘さが強く、料理にコクを加えます。
「ノムソット」とは?
「ノムソット」はタイの白いコンデンスミルク(水っぽい)です。クリーミーでマイルドな甘さがあり、様々な用途に使用されます。
ノムソットの特徴
- 白い色: 普通のコンデンスミルクと同じく、白い色をしています。
- マイルドな甘さ: ノムコムに比べて甘さがマイルドで、広い範囲の料理に適しています。
使い方の違い
- ノムコム: コーヒーや特定のデザートに適しています。甘めも粘り気もあるので料理の味にも見た目に影響を与えます。
- ノムソット: 汎用性が高く、シリアル、パン、デザート、飲み物など、多様な料理に使うことができます。
※タイティーにたっぷりのコンデンスミルクを入れて飲むと、なんであんなに美味しいのでしょうか?
それでは、ノムコムとノムソットを使うメニュー例を見てみましょう。
ノムコム(コンデンスミルク)を使うメニュー
- タイ風アイスティー(ชานมเย็น - Cha Nom Yen)
- タイの代表的な飲み物で、強く出した紅茶にコンデンスミルクを加えて甘く仕上げます。氷をたっぷり入れて冷やして提供され、暑いタイの気候にぴったりのリフレッシュドリンクです。
- タイ風コーヒー(กาแฟนมเย็น - Kafe Nom Yen)
- 濃いコーヒーにコンデンスミルクを加えて冷やした飲み物で、タイ風アイスティーと並んで非常に人気があります。特有の甘みとコクが特徴です。
- ロティ(โรตี)
- インド起源の薄いパンに、コンデンスミルクをたっぷりかけて食べるスナック。屋台などでよく見かけるお手軽なスイーツです。
ノムソット(エバミルク)を使うメニュー
- カオトムマット(ข้าวต้มมัด)
- スティッキーライスをバナナの葉で包み、バナナや豆と一緒に蒸した後、エバミルクをかけて食べる伝統的なデザートです。
- プリン(พุดดิ้ง)
- ハローハロー(ขนมเย็นตาโฟ)
- フィリピン起源のデザートで、タイでも人気。氷を削ったものにエバミルク、果物、ゼリー、豆などを混ぜたカラフルなデザートです。
もしカーネーションを購入する時、ノムコムかノムソットのどちらか分からない場合は遠慮なく店員に尋ねるのが良いと思います。日本語の発音で『ノムコム』または『ノムソット』と尋ねればまず通じます。見分けがつかない場合は遠慮せず店員に尋ねてみてください。日本でもタイの食材を売っているスーパーではカーネーションを売っていることもあります。
「ノムコム」と「ノムソット」は、それぞれ異なる特徴を持つコンデンスミルクです。タイ料理やデザートを作る際、または現地の味を再現したいときは、これらの製品を使って甘さと風味を加えましょう。それぞれの特徴を活かして、美味しいタイの味を楽しんでください!
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