タイのスーパーやコンビニに売っている、瓶入りの飲み物に『ナムデーン』というものがあります。見た目は、日本のかき氷に使う『イチゴシロップ』のように見えますが、少し飲んでみると味はだいぶ違います。
ほぼかき氷のシロップにしか見えない、初めて見た人からすると得体の知れない飲み物です。しかし意外と注目すべき点もあるようです。この記事では、ナムデーンの魅力やその背景について深掘りしていきます。
ナムデーンとは？
ナムデーンは、タイ語で「赤い水」を意味する言葉から来ており、その名の通り赤い色が特徴的な甘い飲み物です。その美味しさと独特の風味から多くの人々に愛されています。
その歴史
ナムデーンの起源は古く、タイの祭りや儀式などで飲まれることが多かったと言われています。長い歴史を持つこの飲み物は、タイの伝統や文化を感じることができる一品として、観光客や地元の人々に親しまれてきました。寺院へ行くとお供えなどに使用されています。
健康効果に関して:
ナムデーンの具体的な健康効果についての科学的根拠は明確にされていません。しかし、多くの地元の人々は、ナムデーンが身体に良いとの信念を持っており、伝統的な意味合いでの健康ドリンクとしての位置づけがあります。赤い色が血のようで活力みなぎるように思われる、というような話を聞いたことがあります。
ナムデーンの魅力
独特の風味: ナムデーンの最大の魅力はその独特の風味です。甘さと酸味のバランスがとれています（日本人の感覚では甘味が強いような気がしますが）。
健康効果: ナムデーンは消化促進やデトックス効果が期待されると信じている人々もいるようで、シラチャで風邪をひいた時に勧められることもあります。と言っても医療機関に勧められることはなく、一般のタイ人に勧められます。
文化的背景: 伝統的な祭りや儀式で飲まれることが多いナムデーンは、タイの文化や歴史を感じることができる飲み物です。そのため、地元の人々にとっては特別な存在となっています。
タイの伝統的な飲み物「ナムデーン」は、その美味しさと独特の風味、健康効果（迷信かもしれませんが）、そして文化的背景から多くの人々に愛されています。シラチャを訪れる際には、この特別な飲み物を試して、その魅力を実感してみてください。
