シラチャは海沿いの街なので、海鮮料理店がとても多いです。イサーン料理も多い土地柄でありながら、海鮮料理も豊富にある街なのです。
さて、数あるタイの海鮮料理の中でも特に人気がありそうなものは、 プーパッポンカリー(Poo Phad Pong Kari)であると思います。
プーパッポンカリーはタイのカレー料理の一種で主に蟹を使ったカリーソースで調理されます。バンコクのレストラン「ソンブーン」が発祥のようで、日本のタイ料理レストランでも提供されている店は多いです。
プーパッポンカリーはクリーミーでまろやかな味わいが特徴的です。ココナッツミルクの風味とスパイスの香りが絶妙に調和しており、蟹の風味と相まって豊かな味わいを楽しむことができます。辛さはカレーのスパイシーさによって決まりますが、一般的には辛さを抑えたマイルドな味付けが多いです。
難点を挙げるとすれば、『蟹の殻から身を取り出す作業』が大変ということでしょうか?殻も硬く手も汚れます。しかし、店舗によってはソフトシェルクラブ(脱皮して古い殻を脱ぎ捨てた後の軟らかい殻を持つ蟹)を使ったプーパッポンカリーなら、殻ごと食べられるので、ソフトシェルクラブがメニューにあればお勧めです。
プーパッポンカリーはシラチャでは海沿いのレストランで一般的に提供されています(『プーパッポンカリーの専門店』というのが存在するのか私は知りません)。
ちなみに、シラチャに初めて視察等で来られた人へのお勧めのレストランは、『ムンアロイ シラチャ( ร้านมุมอร่อยศรีราชา)』です。ここのプーパッポンカリー・ソフトシェルクラブは美味しいです。しかし最近同店は従業員の接客態度が悪いなどあまり良い評判は聞きませんが・・。それを差し引いても海の景色を望むこの店の雰囲気は一見の価値ありと思います。