シラチャのTopsやマックスバリューなどのスーパーマーケットでは、日本では滅多にお目にかかれなような魚が売られています。
市場（タラート）で知らない魚を購入し料理するには心理的ハードルが高いですが、スーパーマーケットで売られている魚であれば、たとえ日本では見たこともないような魚でも購入しやすいのではないでしょうか？
通称『レッドティラピア』。 ※写真は今年８月に撮影したものです。
さて、今回はマックスバリューで見つけた、上記写真中央の魚『プラータップティム』、通称『レッドティラピア』についてブログを書いてみます。日本では「ティラピア」という名前で販売されることがありますが、しかし、日本での人気はサーモンやマグロなどの他の魚種に比べると低いかもしれませんが、健康志向の高まりとともに、栄養価の高い魚として注目されつつあるようです。しかし日本では今のところマイナーな魚であると思います。
上記写真が語るのは、タイの食文化に深く根ざした一つの人気食材の物語です。タイでのレッドティラピアの人気、そしてこの柔らかく淡泊な白身魚を使った料理方法を探ります。
【レッドティラピアの人気】 タイでは、養殖に適した環境を背景にレッドティラピアが広く流通しています。そのため、新鮮で手頃な価格で提供されるレッドティラピアは、日常的な家庭料理に欠かせない食材となっています。タイの人々はこの魚を非常に重視し、その栄養価と味わいから、多くの家庭やレストランで愛されているのです。
【レッドティラピアの使い方】 レッドティラピアの柔らかい肉質は、様々な調理方法に適しています。最も一般的なのは、塩焼きや蒸し魚です。タイの伝統的なハーブやスパイスと組み合わせることで、その風味はさらに引き立ちます。また、「プラーヌンマナオ」（蒸し魚にライムをかけた料理）や「プラーカパオ」（バジルを使った炒め物）など、タイ独特の料理にもよく用いられます。
【レッドティラピアを使った人気料理】 一つの例として、「トムヤムプラー」にこの魚を加えると、酸味と辛味の効いたスープに魚のうま味が溶け合い、独特の深い味わいを生み出します。また、レッドティラピアを使ったカレー料理も人気で、ココナッツミルクのクリーミーさと絶妙にマッチします。
レッドティラピアは、シラチャを含むタイ全土で愛される魚です。その用途の広さと、どんな味付けにもマッチする汎用性の高さから、タイの人々にとって日々の食生活に不可欠な存在となっています。次回タイを訪れた際は、地元の市場やスーパーでレッドティラピアを見かけたら、その地でしか味わえないレッドティラピアの料理をぜひご賞味ください。
