シラチャのJパークには、日本のラーメンチェーン大手の幸楽苑のFC（フランチャイズ）があります。日本で幸楽苑のライバルと言えそうな８番らーめんは、タイで店舗展開を成功させていますが、幸楽苑は海外進出が後発ということもあり、苦戦していたように思えます。
幸楽苑は2012年にバンコクの『エカマイゲートウエイ』に一号店をオープンしてから、約４年後の2016年３月末に幸楽苑タイランドは解散しています。
幸楽苑タイランド解散後、即席麺マーマーで有名なタイプレジデントフーズ社が日本の幸楽苑ホールディングスとFC契約を結び、一部の店舗を残して現在も運営されています。
シラチャでは、かつてイオンモールにも幸楽苑は出店していましたが、残念ながら閉店してしまいました。しかし、Jパークの幸楽苑は現在も盛況営業中のようです。
幸楽苑のラーメンも８番らーめん同様に日本には無いタイのオリジナル味があり、トムヤム味のラーメンはとても美味しく日本人客にも人気あるようです。
日本の東北や関東で『幸楽苑』といえば、ほぼ誰でも知っているような有名店ですが、東海から西のエリア出身の人には存在があまり知られていないようで、シラチャ在住の日本人たちの中でも、中部地方より西側出身の人は幸楽苑の存在を知らないという人が多く、関東出身の私には驚きでした。
海外進出するメリットとして、幸楽苑のケースのように『隠れたメリット』があることに気が付きました。それは認知度が低いエリア（幸楽苑でいえば西日本方面）の人々にも会社の名前を広めることができるという事です。
海外に進出することで、逆に日本国内で会社の名前を広めることができる、海外進出とはそのきっかけになるものだと勉強になりました。
