シラチャには『バンコクグリル』を始め、ステーキを提供するレストランは結構多いのですが、日本と違い牛肉を使ったステーキはマイナーな存在で、種類も少ないです。
さて今回は、タイの料理における牛肉(เนื้อวัว - Nuea Wua)の地位と、タイで人気の牛肉料理について掘り下げてみましょう。タイでは豚肉や鶏肉の方が一般的ですが、牛肉も徐々にその美味しさと多様性で注目を集めています。
タイにおける牛肉の現状
タイでは、牛肉の消費は他の多くの国に比べて少ない傾向にあります。これは、主に経済的な理由や、牛肉料理が特定の地域に限られているためです。しかし、近年、高品質の牛肉へのアクセスが向上し、都市部を中心に人気が高まっています。
タイで人気の牛肉料理
- クライタイガービーフ(Crying Tiger Beef- เนื้อย่าง) - 直訳すると「泣くタイガー」というこの料理は、グリルで焼いた牛肉を特製のタレでいただきます。タレは、タマリンドやライムの酸味、唐辛子の辛さ、ナンプラー(魚醤)のうま味が特徴です。
- ラープヌア (Larb Neua - ลาบเนื้อ) - イサーン(タイ北東部)の伝統的なサラダで、細かく刻んだ牛肉をライム、チリ、ハーブ、米粉と混ぜ合わせたものです。この料理は、その爽やかさと辛さで知られています。
- パッナー (Panang - พะแนงเนื้อ) - 牛肉を使った濃厚なカレーです。ココナッツミルクとパナンカレーペーストで煮込むことで、クリーミーで芳ばしい風味が楽しめます。
タイでの牛肉の人気向上
近年、高級レストランやモダンタイ料理の店では、質の高い牛肉を使った新しいスタイルの料理が登場しています。これにより、地元の人々だけでなく、国際的な観光客からも注目を集めています。また、健康志向の高まりによって、赤身肉としての牛肉の評価も上がりつつあります。
タイの牛肉料理は、まだまだ発展途上ですが、そのポテンシャルは計り知れません。牛肉の多様な料理法と、それに伴う独特の味わいは、タイ料理の新たな魅力として、これからも多くの食愛好家を惹きつけることでしょう。シラチャを訪れた際には、ぜひこれらの牛肉料理を試してみてください!
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