イサーン料理の定番・屋台のハーブ鍋『チムチュム』

シラチャはタイの東部と言われる場所にあります。シラチャを含むタイ東部はイサーン（タイ東北部）に近く、そのためシラチャ周辺の工業団地はイサーン出身者の出稼ぎ者が多いようです。

そのような理由からか、シラチャはイサーン料理の店が多い印象があります。ロイ島近くの海岸沿いは海鮮料理の店もいくつかありますが、海から少し離れるとイサーン料理を出す店が増えてくる印象があります。

イサー料理は非常に辛い料理が多いのですが、そんなイサーン料理の中でも辛さがなく日本人にも比較的食べやすいオススメ料理は『チムチュム鍋』です。豚や鶏肉、そして豚の内臓を野菜とハーブで煮込むような料理です。

『チムチュム』は、タイ東北部イサーン地方の伝統的な鍋料理で、家庭や屋台で気軽に楽しめる人気のある料理です。この温かくて香り高い鍋は、そのシンプルさと深い味わいで、多くの人々に愛されています。ここではチムチュムの歴史と、なぜ日本人にもお勧めするかのポイントを紹介します。

チムチュムの歴史

チムチュムの名前は「ディップして食べる」という意味のタイ語から来ており、その名の通り、様々な具材を熱いスープで煮て食べるスタイルが特徴です。元々はイサーン地方の冷える季節に家族や友人が集まって温まりながら食べる料理として発展しました。シンプルで身体を温める食材を使い、特に地元で取れる新鮮なハーブや野菜が豊富に使用されます。

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日本人にお勧めするポイント

ヘルシーな食材: チムチュムは、新鮮な野菜、ハーブ、肉や魚介類を使った非常にヘルシーな料理です。日本のしゃぶしゃぶや鍋料理と同様に、低カロリーで栄養バランスが良いため、健康を意識する人に最適です。
風味豊かなスープ: この料理のスープは、レモングラス、ガランガル（タイの生姜）など、アロマティックなハーブをふんだんに使用しています。これらのハーブは消化を助ける効果もあり、食事をさらに楽しむことができます。
体験としての楽しさ: チムチュムは、具材を自分で鍋に入れながら食べるインタラクティブな料理です。友人や家族との食事にぴったりで、食べる過程自体が楽しい体験となります。
スパイスの調節が可能: 日本人の口に合うように、辛さの調節が可能です。辛いものが苦手な人は、辛味を抑えたり、野菜やハーブの風味を強調したりできます。

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チムチュムはMKなどのタイスキ鍋とは味わいが違い、味の素が多めのスープではあるのですが、スープはあくまで煮込むためのもので飲むことはないので濃い味でもさほど気にならないかと思います。

チムチュムは（基本的に）土鍋と炭火で煮込みます。その雰囲気が一層美味しさを増している感じがします。鉄製の鍋やガスコンロ使用とは違う、不便ながら雰囲気を楽しめるのがチムチュムの醍醐味かと思います。

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